ベンメリアは、アンコールワット周辺の遺跡とはかなり空気が違いました。
観光地として整備された巨大遺跡というより、「森の中に崩れた遺跡が残っている」感覚に近く、実際に歩くと探検しているような気持ちになります。
ただし、シェムリアップ中心部からはかなり距離があり、アンコールワット観光の延長で気軽に入れる場所ではありません。
この記事では、実際にベンメリアへ行った体験をもとに、ベンメリアとはどんな遺跡か、アンコールワットとの違い、行く大変さ、実際に感じた価値を整理します。
今回の記事のイメージ動画も併せてご覧ください。
ベンメリアとはどんな遺跡?
ベンメリアは、12世紀頃に建設されたアンコール遺跡群のひとつで、アンコールワットと同時代に作られたと考えられています。
構造や配置にもアンコールワットと共通点が多く、「アンコールワットの原型」と表現されることもあります。
ただし、現在の印象はかなり異なります。
アンコールワットは大規模修復が進み、世界的観光地として整備されていますが、ベンメリアは崩壊した状態を比較的そのまま残しているため、遺跡と自然が混ざり合った独特の空気があります。
巨大な木の根が石を覆い、崩れた回廊の上を歩く場面もあり、「観光地」というより「探検」に近い感覚でした。
アンコールワット周辺は「完成された世界遺産」ですが、
ベンメリアは、自然へ戻っていく途中の遺跡を見る感覚に近かったです。
ジブリ映画の「天空の城のラピュタ」に出てくる、蔦の絡まった遺跡内部のイメージを彷彿とさせます。

アンコールワットとは違い、「発見されずに残っていた遺跡」のような空気感が強く残っていました。
ベンメリアは探検の地
ベンメリアは、他のアンコール遺跡のように縦横にきれいな道が通っているわけではなく、既に朽ちてしまっているため、中に入る場所、そしてさらに内部に入っていく道は、まさに探検でした。観光できるように道が作られているので、そこを見つけながら中に入っていくのは、他とは違う楽しさがあります。
ちなみに、ベンメリアは、アンコールワット周辺で使う「アンコールパス」とは別料金です。
アンコールパス同様にインターネットから購入が可能です。あらかじめ購入しておくとスムーズですが、トゥクトゥクのドライバーさんから確認があると思うので、もし、事前購入していない場合は、チケット販売所に寄ってもらいましょう。

行くまでが、意外と「旅」だった
実際に印象的だったのは、遺跡そのものだけではなく、そこへ向かう時間でした。
シェムリアップ中心部を離れると、途中から真っ直ぐな道路がずっと続きます。
日本ではあまり見ないような、広く、平坦で、地平線へ伸びる道。
街の密度が少しずつ消え、「遠くへ向かっている感覚」が強くなっていきました。

トゥクトゥク移動は、思ったより過酷
私はトゥクトゥクで向かいましたが、実際にはかなり長距離移動になります。
特に途中からは、なだらかな勾配が続き、ドライバーさんもエンジンのオーバーヒートを避けるために、途中で20分ほど休憩を入れていました。
最初は「トラブルかな?」と思いましたが、実際にはカンボジアではよくあることらしく、その時間にドライバーさんと雑談したのが、逆にかなり良い思い出になりました。
観光だけではなく、こういう「移動途中の時間」も、ベンメリア体験の一部だったと思います。

シェムリアップ中心部から離れるほど、「探検へ向かっている感覚」が強くなっていきました。
実際に歩いて感じたこと
ベンメリアは、アンコールワットのように「完成された壮大さ」を見る場所ではありませんでした。
むしろ、
- 崩れた石
- 森の静けさ
- 観光客の少なさ
- 修復されすぎていない空気
が魅力でした。
特に印象的だったのは、観光客が少ない時間帯に、遺跡の中で風の音だけが聞こえる瞬間です。
アンコールワット周辺とは、空気の密度そのものが違いました。

ベンメリアは誰におすすめ?
向いている人
- 遺跡が好き
- 写真・動画撮影が好き
- 静かな場所が好き
- 探検感を味わいたい
- アンコールワットだけでは物足りない
向いていない人
- シェムリアップ滞在が短い
- 効率重視
- 暑さや長距離移動が苦手
- 有名スポット優先
関連動画
アンコールワット遺跡観光の最後にベンメリアを見ることで、その違いを実感できる旅程動画になります。


