京都・嵐山といえば、多くの観光客で賑わう渡月橋や竹林の小径が有名ですが、その近くにひっそりと佇むお寺「法輪寺(ほうりんじ)」をご存じでしょうか?
今回は、雪が残る静寂の中で訪れた法輪寺の魅力と、日本ならではの特別な参拝「十三参り」、そして電気・電波を守護する電電宮についてご紹介します。
法輪寺とは?
法輪寺は、京都・嵐山に位置するお寺で、知恵を授かる十三参りや、電気・電波の守護神を祀る電電宮で知られています。歴史的な寺院でありながら、現代社会とも深い関わりを持つユニークな場所です。

本堂へと続く石階段は、まさに日本らしい趣を感じさせる美しい佇まい。冬の冷たい空気の中、雪が残る静まり返った境内は、嵐山の賑わいからは想像できないほど落ち着いた雰囲気でした。

法輪寺への行き方
法輪寺は、阪急嵐山駅または嵐電(京福電鉄)嵐山駅から徒歩圏内です。渡月橋を渡り、十三まいりの入り口を通り、石段を上がると法輪寺にたどり着きます。嵐山の喧騒を離れて、落ち着いた時間を過ごすのに最適な場所です。



十三まいりとは?
十三まいりは、日本の伝統的な通過儀礼のひとつで、数え年13歳を迎えた子どもが、知恵と福徳を授かるために法輪寺を訪れる伝統行事です。
参拝後、渡月橋を渡り切るまで決して後ろを振り返ってはいけない、という言い伝えがあり、振り返るとせっかく授かった知恵が戻ってしまうとされています。

この伝統は現代でも受け継がれ、毎年春になると多くの家族連れが訪れます。
電電宮 – 電気と電波の守護神
法輪寺には「電電宮(でんでんぐう)」と呼ばれる、珍しい神社が境内にあります。ここは日本でも珍しく、電気や電波、通信技術を守護する神様が祀られています。

インターネットやスマートフォンが欠かせない現代において、まさに時代に即したご利益がある場所といえるでしょう。また、企業やエンジニアが技術発展を願い、企業関係者やエンジニアが訪れることも珍しくありません。

まとめ – 静かな京都を楽しむなら法輪寺へ
観光客で溢れる嵐山から少し足を伸ばすだけで、法輪寺の落ち着いた雰囲気に包まれることができます。古来からの伝統と、未来へと続く技術の神様が共存するこのお寺は、日本の魅力を深く感じられる場所です。
京都を訪れる際は、ぜひこの静かな隠れた名所にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?



















